月9ドラマに登場した50代60代恋愛のリアル地位を失う人の悲哀

観ましたよ、昨日。フジテレビ月9でスタートした「続続最後から2番目の恋」
ついに、月9のヒロインが59歳という超高齢に!
それを演じるのがキョンキョンだ。
なんてったってアイドルのあのキョンキョンも、もうそんな年なのね、となんかしみじみしちゃう。
出演者は、最初の、最後から2番目の恋のメンバーと変わらず、中井貴一、内田有紀、坂口憲二、飯島直子が出ている。多分2話以降、最後にチラッと出ていた三浦友和や石田ひかりなんかも加わっていくのかもね。
定年1年前の社員向けセカンドライフセミナーのリアリティが痛い
キョンキョンはテレビ局勤務、ドラマ制作に関わってきたバリバリのキャリアウーマンだ。
その彼女が、定年を控えたテレビ局会社員向けの、セカンドライフセミナーに参加しているあのもの悲しさ。
これが月9か?とちょっと悲しくなってくるが、かなりリアリティがある。よく描かれている。
華やかな現場で結婚もせずにバリバリ働いてきた女が、定年を1年後に控えている。
急に梯子を外される実感みたいなのが湧いてくる、そんな気分だろう。
まだまだ自分は現場でやれると思っているが、周囲からの評価はそうでもない。
若手がすでに育っているのだ。
定年年齢後も会社で同じ地位かそれ以上のポジションで生き残れる人など、本当にごくわずかな人だけだ。
他社からのスカウトが来るんじゃないか?とドラマでキョンキョンも期待するが、それもない。
リアルすぎないか?ねえ、フジテレビ?
これ、アラカン世代に痛すぎるぞ!!!!!(笑)
アラフィフ世代にも超痛いぞ!(笑)
定年後、元部下にクンづけで呼ばれ再雇用で働く中井貴一もリアルすぎる
定年後に再雇用で働く中井貴一が元部下にクンづけで呼ばれ、事務用品の補充を命じられていたりする。
周囲の人は戸惑う。
これ、私がこの前参加した小学校の同窓会でも話題になった。
最近は大企業が役職定年を設けていたり、再雇用制度を設けていたりする。
それって、周囲はやりづらくないのか?と。
会社員の友人は、めちゃくちゃお互い気を使ってやりづらいと言っていた。
だろうね。。。。
先月まで部長だった上司がいきなり平社員になるって、その人をどう扱ったらいいのか。
自分の部下に元上司がくるものやりづらいし、自分が部下の部下になる場合は、どう気持ちを切り替えたらいいのか?
ある会社では、責任はないが、名前だけの部長みたいな肩書だけ残し、給料は大幅カットっていうのを導入し、本人のプライドだけ守っているっていうことをしているという。
それって、超いいやり方だよね、って話になった。
多くの企業では、50歳か55歳で役職定年も多く、大抵の人はそのタイミングで転職したり、辞めて個人事業主で働くことを選ぶそうだ。
現実は、それなりに社内でポジションがあった人ほど退職を選ぶらしい。
なんかわかるよね、その気持ち。
バブル世代入社の業界人の悲哀
私に、かなり刺さったシーンは、これだった。
テレビ局勤務のキョンキョンと出版社勤務の森口博子、レコード会社勤務の友達3人で飲んでるシーンでの会話。
テレビ局、出版社、レコード会社、ってさ、私たちが若い頃、超イケてる職業だったのにね、ってやつ(笑)
私は20代を出版社社員で過ごした。
はい、当時は、業界人は、超イケてる職業で、合コンでも大人気。就職でも超人気職業でした。
その中で若い時代を過ごした私は、もう、それはそれは楽しかった。
その世界は、めちゃくちゃ華やかで、毎日キラキラで、職場もいる人たちの雰囲気もイケてました(笑)
しかし今はどーよ?
栄枯盛衰…。
もうさ、月9のセリフがリアルすぎるのよ、かなり。
とくに、若い頃業界人だった、バリバリ働いてきた女には、痛すぎるわこのドラマ。
でも、多分、ずっと観ちゃう(笑)
こんな状況で恋愛はできるのか?
最後から2番目の恋どころか、このドラマの出演者たちは、できたとして、人生最後の恋だろう。
このドラマの雰囲気だと、おそらく、人間愛に近い感情を持つか、ちょっとあわいトキメキみたいなのを感じる程度だよねと、もうドラマのラストが見えてしまう。
なんかそこがつまらないなと思うんだよね、ドラマなのに、月9なのに。もうちょっと夢を見たいのよ、視聴者としてはね。
たぶんさ、老後生きてくのに、そばで自分を理解して寄り添ってくれる人がいたらいいよね、的なので終わる気しかしない。
これは、多分、恋愛ドラマではなく、人間ドラマだ。
恋に落ちないで条件だけで結婚なんかできるか
私にとって、恋とは、落ちるものだ。
条件とか見比べて、好ましいわ、なんて理性で感じるものではない。
だから、誰か紹介するよ、っていうのに昔から全く興味がない。条件とか並べられても、そんなんで全く惹かれない。ドラマティックじゃなさすぎるのよ出会いのシーンが(笑)それじゃあ、恋に落ちれないのよ。
私にとって、恋に落ちないで付き合うとかありえない。
まして、お見合い結婚など超無理だ。
過去経験した史上最高だと思えるときめく恋を超えた恋に落ちない限り結婚など絶対にできない、だから今結婚できてない(笑)
だって、若い頃の方が、出会い方もドラマティック、勢いも、相手の素敵さも上だよね、今より大抵(笑)
それを超えていかない限り、あの時結婚しなかったんだから、しないわ、ってなってしまう。
人生最後の恋は何歳まで可能か?
人生最後の恋は、もう終わったのか、それとも、まだ可能性があるのか?
アラフィフ以上の人は、終わった可能性の方が高いよね、どう考えても。
まあ、恋に落ちるときは、落ちたいと思って積極的に動いているときではなく、予想外の場所で、予想外の時期になので、もしかしたら、私も、またいつか恋に落ちるかもしれない。
絶対ないとは言い切れない。
でね、何歳までそれが可能なのかなんだけど、それってね、恋の舞台に自分も、相手もいれる時期まで、っていうのが正解な気がする。
ときめきってね、緊張感のあるときにしか生まれないよね。
更に言えば、何かを目標にイキイキし、前に進んでいるとき。
要は、お互いに暇じゃない時。
自分も相手も、暇な時間を持て余している、いつでも会える、みたいな状況では、なかなか恋に落ちるってない気がするのだよ。
そう考えると、定年までの年齢なんじゃないかなと思う、恋の期限は。
だから人によっては年齢が違うかもね。
私は、自分で会社をやっているので、相手が仕事をしていれば、ずっと恋に落ちる年齢を引き上げていけるかもしれないわ(笑)
恋がしたければ、辞めずに働け!(笑)、これが正しいように思えます。