20代独身男子のデート経験ゼロ4割に衝撃受けてるのはバブル世代だけ
先日、20代の独身男性の4割がデート経験ゼロ!という衝撃的なデータが話題になった。
別に今の若者世代からしたら衝撃的でもなんでもないのだろう。
だけと、私たちのような45歳以上の世代、とくに先輩方のバブル組からしたら、マ~ジ~で?っていう衝撃的な記事だった。
だって、それらの世代は、モテてなんぼ、の世界で切磋琢磨しながら生き抜いてきたからだ。
私たちが若い頃読んできた雑誌には、”モテる〇〇”とか、”彼ウケするデート服”とか、”湘南ドライブデートスポットベスト20”とか、独身男女のモテに関するノウハウや、デートスポット情報ばかりが特集されていた。
私たち世代の若い頃は基本的に、キラキラデートの日のために日々働き、自分磨きに励んでいたと言っても過言ではない。いや、過言か(笑)
そんな昭和世代にとって、20代独身男子の約半分近い人が、1度もデートしたことがないだと?なにぃ?ってなった(笑)余計なお世話だと思うけどね。
映画を一人で観る、同性と観るという選択肢など考えもしなかった
デート経験ゼロの若者急増の背景には、これがあると思う。
それは、一人で楽しめるものの充実だ。
今や、映画館はおひとり様の聖地、ひとりで映画観ている人をさびしい人だと思う人などいない。
場合によっては、映画館すら行かない。スマホで観る時代だ。
私は、昔見た映画は一人でとか、女友達と観た映画など1本もない!(笑)
だって当時は映画館はデートで行くものだったので。世の中がそんな空気だったのだ。
今は全然平気だけどね。
むしろ、映画観にデートで行くとか気乗りしない。
その世界に入り込んで、帰りも余韻に浸りたい。
女友達や一人で行くと、主演俳優のカッコよさの余韻に浸れるし、恋愛ものだと、その後お茶しながらのぶっちゃけトークが盛り上がる(笑)そこ、男子禁制のほうが断然面白いんだよね。
昔は映画はデートで行くものだった。
彼がいない時でも、女友達や一人で観るなんて選択はなかった。
あの映画観た?って聞くのと同時に、誰と観た?って聞いていた。
もうさ、話題の映画が封切られる前に、思っていたわ。
この映画誰と観ようって。
絶対にデートで行かなくちゃってね。すごい追い込まれている思考(笑)
モテる男の子なんか、何回も同じ映画を違う女の子と観たっていう人もけっこういたし。
でもね、もしもあの時代、観たいと思った瞬間に色んな映画がスマホでオンライン配信で観れたとしたら、どうだったのだろう。
わざわざ誰かと観に行かなくちゃ、とか思っただろうか?
どうせ、すぐに、オンライン配信されるでしょ、とか思ったかもしれない。
すっぴんで、家でパジャマのままでポテチのボリボリする音気にせず食べれる状況の中見る映画、いいじゃん、一人映画って思っていたと思う。
実はデートは面倒くさいこと満載!ほぼクライアント接待と同じだし
私世代の女性は20代の頃、男性にお姫様のように扱ってもらえる時代だった。
まるでハイヤーを手配したように、今から出ますので、何時くらいにお迎えにあがります、と電話がかかってくる。
そしてほぼ時間通りに家の前まで車が到着、車に乗ってニコニコ話しているうちに、流行のレストランに到着したり、映画館に行けたり、ディズニーランドに到着する。
レストランのメニューのように、車に乗った瞬間や事前に男子に聞かれる。
美木ちゃん、どこ行きたい、何料理食べたい?とか。
女子はざっくしりたことを言えばいい。
映画!海!遊園地!イタリアン!美味しいラーメン!焼肉!ケーキ!海の見えるレストラン!とかね。
そうすると、男子の脳内でデートコースに変換されるのだ。
で希望通りの充実した一日を満喫すると、また、家の前まで車で送ってもらえる。
男子大変、めんどくさ!(笑)
これってさ、今思えば東京観光のオプショナルツアーの参加者とガイドみたいだし。
さらに、車の中ではどんな曲が好き?とか、好みも聞きながら、流行のセンスのいい曲をかけ、時折、さんまさん並みに面白いギャグも言って笑わせてくれる。
空調が寒くないか、暑くないか、の配慮もかかさない。そして、買ったばかりの服や髪型も褒めてもらえる。
これって、あれに似てないか?
接待!(笑)
考えるだけで事前準備面倒くさいし、これなら、一人でスマホで映画観ていた方が気楽だし、お金もかからないし、最高だし!ってなるよね。
全く誰かとつながらないのも何だなと思ったら、SNSで誰かとやりとりすればいい。
男子だけではない。
女子だって、デートは面倒くさいこと満載なのだ。
家でスマホで映画観てるのと違い、デートはどこに行くのかで、ファッションを変える。
ちょっと素敵なレストランに行くとなれば、その店にふさわしいそれなりの格好をしなくちゃだし、B級グルメめぐりするってなれば、カジュアルな格好でしかも可愛く見えるのを考える。
って、女子の努力これだけか?簡単だった、こっち側は(笑)
はっきり言って、男子は大変だ。
デートは本当に面倒くさい。
女子も男子も全員受け身な人が急増したのが要因だ
20代で恋人ナシ、デート経験ゼロとかの人がたくさん増えている要因は、みんなが受け身になってしまったことだろう。
まあ、女子は、もともと本能的に受け身なので、それは、昔から変わっていない。
問題は、男子が受け身になってしまったことだ。
男子が受け身になってしまったら、どっちもデートに誘わない。
もう、この先ずっとデートは成立しないし、男女交際にもなかなか発展しない。
少子化まっしぐらだという考えに行きつくのもわからなくはない。
行き過ぎた”ありのままの自分”が少子化に繋がってしまうのかも
モテるために努力する人ってさ、全ては、自分よりちょっと高嶺の花の好みの女性を振り向かせるための行動だったと思う。
ある意味攻めだよね。狩猟民族の本能というか。
面倒くさいデート計画も、その気持ちで乗り越えていたのだと思う。
そして、そのデート代を稼ぐために、仕事にも励んでいた人も多かったことだろう。
だからモテたい人は、たくさん稼ぎたいっていう時代の空気だった。
でも、今は背伸びしないで、そこそこで、ゆったりライフでよくね?って時代になってしまった。
女子も、そんなに気合入れてメイクしたり、ファッションに気を使ったりするのも、もう面倒くさいし。楽が一番!ってなりつつある。
さらに輪をかけて、コロナ渦で、バッチリメイクなどしなくなったし、髪を巻く回数も減った。
自然体でいるのは、いいことだと思う。
無理に自分を取り繕うこともない。
ただね、これは、男女の付き合いでいえば、つきあって、しばらくたった後のことだ。
男女の最初の出会いの瞬発力である、ひとめぼれ的な要素や、デートにこぎつけたいっていう気持ちが激減してしまうことになってしまったように思う。
だってそもそも高嶺の花的な人がいなくなってしまい、みんな気さくで気軽な感じになってしまったのだから。
面倒くさいデートまでしたいとは思わない、っていう感じにお互いなってしまっているのかもしれない。気が合うかどうなんかオンライン飲み会で話せばわかる!?
最初は女子も化けることが必要よ(笑)アプリ加工じゃなくてね。
男子のデート率を下げている要因は、受け身の男子だけでなく、手抜きの女子にもあるのだろう。
デートしなくても別にいいじゃん!
マスコミは、デートしない20代独身男子が4割も!一度も交際したことのない人もこんなにいいる!って大騒ぎしていますが、少子化の視点でみると、マズい傾向かなとも思うけど、別にだからって、結婚しない人ばかりじゃないから、いいんじゃないの?
引きこもりだとか言われている若者たちは、ネットで事業を立ち上げ、たったひとりで年収8桁とか稼いでいる若者もたくさんいる。
デートしなくても、ネットで誰かと出会って、価値観合う同士、ちゃんと結婚するよ。
バブル世代の人たちが、20代独身男子がデートもしないなんて!!!っていうのは時代錯誤。
昔は、そこから交際に発展し、結婚に繋がっていただろうけど、今の時代は違うから。
それぞれの世代の価値観や幸せ感は違って当然。
自分たちの時代は、こうだったのに、今の世代は大丈夫か?とか言っているオジサンたちこそ、大丈夫か?(笑)
時代の中心はあなた世代ではない、今の若者世代なのだよ。
どうも、油断すると、いつまでもセンターにしゃしゃり出てくるよね、バブル世代が(笑)
きっと大丈夫、今の若者たちは、若者たちのやり方で、幸せをみつけ、生きていくと思うよ。
私たち世代は、もう、ここまできたら、一生、モテを意識して、ボケないように、せいぜい老化しないように生きていきましょ(笑)