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地方創生・地域活性戦略の提言②「観光案内パンフレット完成!で業務が終わった気の地域は集客などきっと無理」

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地方創生・地域活性戦略の提言②「観光案内パンフレット完成!で業務が終わった気の地域は集客などはきっと無理」

私は、約20年間民間企業のマーケティング、広告、PR戦略に関わってきた。
地方創生に関わるようになって、驚いたことがいっぱいある。
それは、
結果を出さなくてもいいのだ、ということだ。

この言い方は少し語弊がありますね。
そうじゃなくて、
結果に関しての検証もせず、同じPR企画を毎年やってもいいのでしょうか?
それに、予算が当たり前につくってことに驚くんですけど!
ってことだ。

もちろん、その業務に携わっている人は、そんなことなど思っていないと思う。なんとか地域に観光客を誘致したいとか、移住者を増やしたいとか思いながら一生懸命やっている人もたくさんいると思う。
ただね、企画同じでいいの?って思ったことはないのでしょうか?


民間では大きな予算を握る担当者なら、当たり前の常識みたいなPRに関する知識が全くないまま、誰もおかしいとは思わず、毎年、同じことが繰り返されていることに誰も疑問を持たないのか?ということです。

マーケティングやブランディグ、広告・PRの基礎知識があれば、絶対に気づくようなおかしなことが、多くの地域で当たり前にまかり通っている点に、おかしいな~って私は思っています。

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観光PR、ブランド推進、移住促進の人の仕事に必須なマーケティングやブランディングの知識力がどの程度なのか?

例えば、以前から私が疑問に思っている、ひとつの例を挙げますね。
あなたの住む地域はどうだろうか?ちょっと検証してみてください。


地方創生の予算でどこの地域でも作られる、観光案内パンフレットや移住促進のカタログなんかありますよね?
あれって、何のために作っているのでしょうか?


そりゃあ、多くの人に、この地域の良さを知ってもらって、来てもらいたいからです!って答えたあなた。
正解!


じゃあ、もう一つ質問しますね。そのパンフレットって、どこで配布していますか?

観光案内所
観光協会事務所

道の駅

地域のホテルや観光施設
地域の飲食店やオプショナルツアーデスク
アンテナショップ
都道府県の東京事務所


はい、だいたい上記に置いてありますよね?

で、何か気づきましたか?おかしいことに。

気づかないなら、あなたはPRの仕事などやる資格はないです。
最低限の知識を身につけてから出直してきましょう。

これって、新規顧客獲得のためのツールになっていると思いますか?
まず、
現地にある時点で、PRの意味をなさない、ただの案内地図です。
だって、それを見て、魅力を感じて、そこに来たわけじゃないですから。


そして、東京事務所なんてあることすら一般の人は知りませんので、そこに置いても関係者への説明用となります。

アンテナショップはどうでしょうか?

アンテナショップに訪れるお客さんの大半は、すでに、その地域のファンです。

出身者か、なんらかのきっかけですでにその地域に行ったことがあり、その地域の味が好きで、買いに来ているひいきのお客さんばかりです。
または、ふるさと納税で気に入った商品があったとか、ほとんどがそんな人たちです。


そこにパンフレット置いて、どんな観光集客につながるのでしょうか?
全くないとは言いません。
全然行ったことのない人も来ているかもしれず、もしかしたら、パンフレットをそこで持って帰った人もいるかもしれないですから。


これって、何のための観光パンフレットなのでしょうか?

民間企業で広告やマーケティング、PRの仕事してきた人なら、変だわ、ってすぐに思うはず。


ただ、もしも、ルーティンで毎年同じ業者が同じ仕事をしていたら、それが当たり前になってしまっているかもしれません。

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東京の広告代理店、編集者、私で飲んだ時の話題

私が、地方創生をやりだしたときに、真っ先に思ったのは、この観光案内のカタログを制作する事業に関してだった。

通常、それを手にしなければならないのは、新規顧客だ。
なのに、なんで、ご当地に置いてあるの?
おかしくないか?
という私の疑問に、友人たちは言ったのだ。


地方の仕事は、それが普通だ。
素敵なパンフレットを〇部制作しました、で、現物を納品して、終わり。
どこも、そんなものよ。
私たちの仕事の感覚では、意味がなくないか?なのだけど、誰も疑問には思っていないし、それでよしってなっていると。


仕事に対する価値観の世界が違うのだから、美木ちゃんも、そこのルールに従ってやるしかないよね、と。

私は、いつも仕事に関しては、一生懸命全力でやりたい方なので、なんか心がざわざわしました。
これでいいのかわからなくて。

観光パンフレット制作だけではただの案内図でしかない

地域の担当者が、本当に、本当に、地域に必死で人を集客したいと思い、マーケティングの勉強の基礎中の基礎でも学んでいたら、この矛盾に早々に気づき、対策を練っているはずだ。

観光パンフレットがステキな写真で編集できても、それは、あくまでツールです。
もしも東京から集客したいと思ったのなら、東京でどれだけの新規ターゲットにそれを手に取ってもらえたかなのだ。
それも、アンテナショップに来るような既存客ではなく、全くの新規顧客にね。
新しい認知を生む企画をどれだけ考えているのか?もう、それに尽きます。

こんなこと書いたら、私、結構な人数の人に嫌われるだろうなとも思っています(笑)
でもさ、仕事ってそういうもんじゃないの?
プロ意識ってそういうもんじゃないの?


以前も書いたけど、このままいくと、本当に、過疎化して終わる地域が出てくると思うんだよ。
だから、言っている。真剣に悩んでいる人に届けばいいなと思っています。

私は、仕事取るために媚びを売るつもりは全くないです。本当に、真剣に仕事する人たちとやっていきたいと思っているので、ここでは、毎回本音をブチまけていこうと思っています。

真剣に日々自身の仕事に向き合っていて、ノウハウがないから、何をしていいのかわからない。
本当にどうやったら、自分の住む地域を盛り上げていけるのか?観光客を呼べるのか?と、大真面目に夜も眠れないくらい(笑)、悩んでいる担当者に届けばいいと思っています。

そんなあなたは、マーケティング、ブランディングを今すぐ勉強しましょう。
知識があれば、現状行われている企画への見方は変わってきます。


仕事に真剣に向き合っているあなたを私は東京から応援しています!
頑張って!


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